唯一無二の存在
この記事の目次
横川筆文字メッセージ
(筆文字メッセージ)
まわりと比べて自分の足りないところを
見ると同時に、ここは まわりより
優れていると見ているものです。
まわりと比較する人は、
欠点だけでなく、自分の長所も
同時に比較しています。
ここだけは人に負けない、
ここだけは人より優れている…。
これを持たないと
自分自身を保てなくなるからです。
当然ですが、その長所にも
上には上の人がいるので、
やっぱり自分はダメなんだ…
って、落ち込んでいきます。
落ち込むだけならいいんですけど、
人より優れたところがない私って、
ホントダメ…価値がない人間なんだ…
って、自分を否定してしまいます。
こんな状態になってしまう
根本原因は何かというと…
そう、「まわりと比較すること」です。
まわりから認められることでしか、
自分という人間の存在価値を
認められないから苦しくなるのです。
まわりに認められるために、
まわりの人達に合わせて行動する。
まわりの人達の小さい小さい尺度に
無理矢理にはまろうとするから
苦しくなるのです。
あなたという存在は、
生まれてから今日まで同じ経験を
歩んだ人がひとりもいないのですから、
唯一無二の存在なのです。
有史始まって以来、
あなたと同じ人生を歩んだ人は
ひとりもいないんです。
だから、まわりと比較して苦しむくらいなら、
まわりと比較することをやめて、
その時間とエネルギーを
自分自身という存在を大事にすることに
割いていきましょう。
筆文字感想
人と比べることはなく、
自分自身という存在を大事にする・・
という横川さんの言葉を
読んで、アドラー心理学を
思い出しました。
久しぶりに
『幸せになる勇気』をめくって
みました。
『幸せになる勇気』には
”褒める”ことは上の人が
下の人にする行為だから
対等な関係で接することでは
ないので、
褒めないほうがいい
など、最初読んだときは
今までの自分の価値観が
ひっくり返るような衝撃を
受けました。
何度も読み返して
書いてあること意味の
理解を深めています。
人間は、他人から褒められ、
賞賛されるとうれしくなって
モチベーションがあがり、
やる気になります。
だけど、アドラーは他人から
承認されることで、
承認欲求を満たすことを
否定します。
どうしてかというと、
他人から承認されるということは
その人が良しとする価値観に従うことになり、
他人の価値観に沿って生きることに
なるからです。
自分の価値を他人によって決めてもらうことを
”依存”といいます。
それに対して、
自分の価値を自らが決定することを
”自立”と言います。
他人に依存して生きると一生満たされない
思いを抱いて生きることになります。
私たちは自分に自信を持つには
他人から承認されることだと
思いがちです。
だけど、本当はそうではないのです。
私たちは
「普通であることの勇気」が
足りないのだと
『幸せになる勇気』に書いてあります。
人間は本来弱い動物
なので一人では生きて行けません。
だから集団で生活をしています。
自分が所属する集団で
自分はここに居ても
いいという居場所をみつけるために
特別な存在になろうとします。
だけど、集団に所属するのには、
特別な存在になる必要はないのです。
”普通でいい”
のです。
ありのままの自分で
いいのです。
だから他者と比べて
劣等感や優越感を持つ必要は
ありません。
今の自分を受け入れるというのは
ダメなままの自分でいていいという
意味ではありません。
ダメなところがある自分を
認めることが、
理想の自分になるために
行動を起こす最初の一歩になります。
他人の価値観に左右されるのではなく、
自分で自分の存在を大事にすることで、
自立し、満たされた人生を
築いていくことができます。
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