なぜ人前で話すのが苦手…と言っている人の話が長い3つの理由

2017.12.12 by 横川 裕之

◎なぜ人前で話すのが苦手…と言っている人の話が長い3つの理由
 
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
横川です。
 
たまに交流会に参加すると、
自己紹介タイムが用意されていて、

「私、人前で話すのが苦手なんです…」

…って苦手アピールする人が必ずいます。
 
 
日本一のランチ会では時間を
厳格に計っていますが、大体の場合が、
 
「ひとり1分ずつくらいでお願いします」
 
というアバウトなものが多いです。 
 
 
自分の番が回ってくるまでは、
 
「嫌だ嫌だ…」
「何を話そう…」
 
とか言っているのに、いざ自分の番が来ると、
 
「もういいよ…」
 
と、言いたくなるくらい時間オーバーを
氣にせずに話しまくります。
 
 
では、なぜ人前で長く話をしてしまうのでしょうか??
 
 
ボクの経験から勝手に考察します。

伝えたいことがまとまっていない

 
話が長くなってしまう人のほとんどが、
 
【自分の伝えたいことがまとまっていない】のです。

自己紹介であれば、自分の何を伝えたいのかが
わかっていないので、見切り発車で話し始めます。
 
面白いもので、話す前には話す内容が
思いつかなかったのに、話し始めると
頭の中に話したいことが思い浮かぶのです。
 
思い浮かぶのはいいんですが、
ただ、思い浮かんだだけで、
まったく整理されていません。
 
 
整理されていないけれども、

「シーンとする空間を作るよりは、
とにかく話したほうがいい」
 
という意識が働いて、
思い浮かんだことをとにかく話してしまうのです。
 
 
話しているうちに伝わっていないのがわかるので、
今度は口に出したことをなんとかわかってもらおうと、
細かく話し始めるのです。
 
 
聴き手としてはもういいから…
って、思っているんですが、
話し手はなんとかわかってもらおうと、
精一杯努力して言葉を尽くすのです。
 
 
というわけで、話が長い人が現れたら、
その人が誠意を尽くして、わかりやすく話そうと
してくれたんだと、相手に伝えてあげたらいいです。
 
 
一生懸命に話したのに伝わった手応えがない人にとっては、
その励ましが非常に嬉しいものなので、
相手が勝手にこちらに好意を持ってくれます。
 
 

時間いっぱい話さないといけないと思っている

 
話が苦手な人は、与えられた時間を目一杯
話さないといけないと思っています。
 
まぁ、苦手な人にかかわらず、
99%の人がそう思っているでしょう。

だからこそ、18秒で短く済ませる自己紹介は
インパクトがあるわけです。
 
…と、短くまとめる話はここでは置いておいて。
 
 
時間いっぱい話そう話そうとすることで、
脳はフル回転します。
 
フル回転すると、さきほど書いたように、
話したいことが思い浮かぶのです。
 
 
まとまっていないなら、
話さなきゃいいんですけど、
ボクたちは学校教育の影響もあって、
決められた時間は目一杯使うように
意識付けされています。
 
その意識付けに気づいていないので、
とにかく時間を目一杯使ってしまうのです。
 
 
そして、次に繋がります。 
  
 

話を聴いてもらえることが嬉しい

  
そう、これがいちばんの原因です。
 
話し始めると、恥ずかしい…とか、苦手だ…とかいう
意識は一気になくなります。
 
目一杯話す、ということと、恥ずかしい・苦手だ…
という意識は両立できないのです。
 
また、話が苦手…と言っている人は、
だいたい話を聴いてもらった経験が少ないので、
話を聴いてもらえることが嬉しいのです。
 
 
たとえ、聴いてもらえていない感じがしても、
自分だけにスポットライトが当たっている
この時間を少しでも長くしたいという思いが
勝手に出てきます。
  
人は誰かに認められたい、という承認欲求を
誰もが持っているものです。
 
 
話が苦手…という人は、話を聴いてもらえていないので、
その承認欲求が不足していることが多いのです。 
 
人前で話し始めると、聴いてくれる場ができているので、
その承認欲求を満たそう満たそうとします。
 
満たすためにはカンタンな話で、
話を長くすることが一番です。
 
なので、制限時間など氣にすることなく
ただただ、自分の欲求を満たすための時間として
話を続けてしまうのです。
 
これは人が潜在的に持っている無意識の働きなので、
わかっていなければ、抑えようがありません。
 
 
全体に対して興味を持ってもらうような
自己紹介を持っていれば、その自己紹介の
内容に対して、さらに深めたいと興味を持って
聞きに来る人がかならず現れます。
 
聴きに来た人は、自分の話を知りたくて
自分のところに来てくれたんですから、
どんどん話してあげたらいいのです。
 
話を聴いて欲しいという承認欲求と、
話をもっと聞きたいというお互いの欲求が
マッチした状態ができあがっているから、
当然、会話も盛り上がっていきます。
 
 
話が苦手…と言う人の多くは、
自分が傷つきたくないから、
あえてそう言うのです。
 
あと、先に言っておくことで、
「そんなことないですよ〜」
って、自分が認められたいという欲求もあるのです。 
 

まとめ

 
話が苦手…と言っている人の多くは、
【自分を認めて欲しい】という承認欲求が
不足していることがほとんどです。 
 
なので、そういう人に出会ったら、
相手の承認欲求を満たすことで、
信頼関係をすぐに作ることができます。
 
 
話したいという人>話を聴いてくれる人
 
その数は圧倒的に左が多いですからね。
 
話を聴いてくれる人は貴重な存在なのです。
 
 
ちなみに、冒頭で交流会に参加して…と書きましたが、
この3つは20代のボク自身がやっていたことです(苦笑)
 
20代の頃にやっていた、ということは、
いまでもやる可能性が高いので、
自分で自分をコントロールするようにしていますが
正直、できていないことが多いです。。
 
なので、ボクと親しくなりたい場合は、
どんどん話を聴いていただけると、
信頼関係が強くなります(笑)
 
  
今回は以上になります。
    
 
この文章を読んでくださった
あなたの心が明るく、軽く、温かく、
幸せになれますことを心からお祈りして、
この文章を締めさせていただきます。
 

今日も長文をお読みいただき、
本当にありがとうございました。
 
  

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横川 裕之

人も仕事もお金も引き寄せる「すごい自己紹介」著者。 2016年3月23日の発売日にAmazonのビジネス交渉・心理学部門で1位。 以来、Amazonでは在庫切れが続く。 自分自身の経験を元に開発した通信講座【文字化力強化合宿】において、60代の会社経営者、30代の学校の先生・刑事、20代の専業主婦など、業種年齢問わずに、受講者の人生に革命を起こす。 キーワードは「思考の文字化で人生は100%変わる」。

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