リバウンドの正体
◎リバウンドの正体
ご訪問ありがとうございます。
ひとりひとりが大切な人を
幸せに導く世の中を創る横川です。
前回は、
なぜ人はダイエットに失敗するのか?
について書きました。
興味あるテーマだったのか、
たくさんの方に
読んでいただきました。
ダイエットに失敗する理由は
【継続できない心の癖】と【ゴール設定】に
その原因があると書きました。
特に反響が大きかったのは
後者の【ゴール設定】です。
○○kg落として、△△kgになる
と、目標を決めて体重を落として、
目標達成する。
実はここまでは多くの人が
実現できているんです。
でも、本当に大事なのは、
その体重を維持することですよね。
だから、
その体重で過ごす生活習慣を
身につけることをゴールにしないと
いけないのですが、この視点を
持っている人が少ない。
というか、ダイエットを扱う人は
わざと伝えていないんじゃないか
と、思うくらい(笑)
だって、リバウンドしてくれたら…
ここから先は想像にお任せします。
もちろん、△△kgから、
××kgにするという
新たな目標を立てるのもOKです。
でも、一旦の目標体重に
たどり着いたので、
まずやりません(笑)
リバウンドしてしまう人、
たとえば、体重が落ちたら、
その体重は勝手に維持されると思って、
これまでガマンしてきた分、
ドカ食いを始めます。
そのドカ食いを
心待ちにしているのが、
ボクたちの本能です。
ボクたちのご先祖様の多くは、
満足な食料がない中で、
生き延びてきました。
飢餓と隣り合わせの生活の中で、
自然と食べたものを脂肪に変えて
蓄積する能力を身につけました。
その蓄積したものをカンタンに
消費しないように、
できる限り動かないように
遺伝子にプログラミングされ、
それをボクたちは引き継いでいます。
ダイエットは、
その蓄積したいという本能に
逆らってやっているわけです。
食べたい…でも、痩せるために
ガマンして、ガマンして、
本能を抑えます。
ガマンしている間、
飢餓状態だと感じた本能は
脂肪を蓄積する能力を
充電しています。
そんな状態でドカ食いしたら
どうなるのか?
元の体重だった頃よりも、
食べたものを脂肪に変えて
蓄積するわけです。
もっともっと食べたい
って、本能は求める。
そして、体重は落ちていることに
油断して、本能のままに食べる。
意識では
一回痩せたから、
すぐにまた痩せた状態に
戻るだろう…
と、思うんですが、
本能の力がそうはさせてくれません。
ガマンして飢餓状態になっている
カラダを守ろうと、
入ってきた食べ物をこれまで以上に
蓄積してくれるのです。
ダイエットでは、
本能に飢餓状態を感じさせないで、
ゆっくりゆっくりと痩せた状態に
本能を慣らしていくということが
ポイントになります。
体重が落ちたらゴール、なのではなく、
落としたその体重を
キープすることこそがゴールです。
仮に10キロ落とせたとしても、
本能は10キロ増の状態に
慣れてしまっているわけです。
本能はあの手この手を使って、
また10キロ増の状態に戻そうと
してきます。
これがリバウンドの正体であり、
この機能を【現状維持メカニズム】
と、言います。
この現状維持メカニズムは
ダイエットだけではなく、
日常生活の至るところで
作用してきます。
たとえば、継続できない心の癖、
というのも、現状維持メカニズムです。
これまで継続できなかった自分が
急に継続できる自分になる。
すると、
本能がその変化に危機感を持ち、
なんとかして阻止しようと
あの手この手を使ってきます。
たとえば、体調を悪くさせる。
体調が悪くなったら、
いちばんの原因を
新しく取り組んだことに求めます。
ダイエットだったら、
「急に食べる量を減らしたから
体調を崩したんだ…
やっぱり食べる量は
変えちゃいけないんだな」
みたいな脳内対話が繰り広げられ、
そして、カンタンに説得されます。
体調が悪くなるというのは、
実は好転反応だったりしますので、
むしろもっと食べずにカラダを
休ませたらいいのです。
自分を変える、というのは、
この現状維持メカニズムを
新しい自分に慣らすことです。
じゃあどうやって慣らしていけばいいのか。
次回に続きます。
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本日は以上になります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
横川 裕之
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